運動会 お弁当【簡単に作れる!徒競走で1番になるためのお弁当】
運動会のお弁当の時間と言えば、家族やお友達との楽しいひとときであると思います。しかし、今回は「午後の競技種目で活躍するための栄養補給」という観点から、お弁当について解説します。言い換えれば、運動時のパフォーマンスを最大限に引き出す食事について説明します。運動会以外でも、スポーツをやられているかたには参考になるかと思います。
食後すぐに運動をし、わき腹が痛くなってしまった経験をお持ちのかたは、多いのではないでしょうか。これは、食べてから運動するまでの時間、食事内容や量に問題があることがほとんどです。運動会や試合といったせっかくの晴れ舞台ですので、お子さんには気持ちよく体が動かせるようなお弁当を作ってあげたいものです。
そこで、運動前の食事について、気をつけるポイントを説明をしていきます。具体的なメニューだけを知りたいかたは、読み飛ばしていただいても構いません。
まず、運動時に炭水化物(グリコーゲン)が不足すると、スタミナ切れをおこします。そこで、いかに炭水化物を摂取するかがポイントになります。サッカー選手などが、試合前日にパスタを好んで食べるのはそのためです。パスタは腹持ちが良く、効率的に炭水化物を蓄えることができるのです。運動会や試合の3日前から、炭水化物を多めにした食事にしていきましょう。そして、当日は消化によい炭水化物を中心に摂取します。野菜やおかずは消化吸収に時間がかかるので、少なめにします。運動まで3時間を切っている場合は、バナナ・ゼリー飲料・おにぎりなどが最適です。スポーツ選手を目指しているかたの場合、試合直前には野菜やおかずは一切取らず、バナナやゼリー飲料のようなものだけを摂取するのが良いでしょう。また、水分不足だと体がつりやすくなってしまうため、炭水化物と同様に水分についても2~3日前から多めに摂取しましょう
それでは、具体的に運動会のおすすめのお弁当のメニューについて、紹介していきます。アスリートなみの食事にしてしまうと味気がなくなってしまうため、お子さんが喜んでくれて、運動前の食事としても悪くないというメニューにしてあります。
・カリカリ梅と塩昆布おにぎり
・ハムと卵のサンドイッチ
・肉団子のうま煮
・レモンのはちみつ漬け
・オレンジジュース
お子さんの好みに合わせたメニューにアレンジするときの参考になるよう、気をつけていただきたいポイントを簡単にまとめます。
①炭水化物中心 ②おかずや野菜は少なめ ③消化吸収に良いもの
この3点を抑えていただければ、食後も元気に走りまわれると思います。普段の食事は野菜などバランスよく食べるように言われているので、驚かれたかたもいるかもしれませんが、実際にアスリートも試合前の食事で上記のようなことを意識しているそうです。お子さんが元気に運動できるよう、食事の面から支えてあげましょう。