ストレス解消法 読書【年間100冊以上！読書家 筆者おすすめ３作】

　イギリスの大学の研究で、読書・音楽・カフェ・散歩などの活動が、ストレス軽減にどの程度役立つかを調べたものがあります。その中でストレス軽減に1番効果を発揮したのが、読書だそうです。

　本を読むことが好きな私は、読書の習慣がない友人からおすすめの本を聞かれることが多々あります。そこで、友人に紹介した本の中から、評判が良かったものを紹介していきます。読書に馴染みがないかたでも、読みやすい本になっていると思います。

・チルドレン

著者は伊坂幸太郎さんです。独特な価値観を持った陣内。人のこころにずかずかと入り込んでいきますが、なぜか憎めず心地良さをおぼえます。そんな陣内を中心とした日常生活が描かれています。他人に不快感を与えないよう、相手の心を必要以上に考えてしまう私にとっては、陣内のような性格に憧れを持ちました。陣内の言動のおかげで、私がくよくよ悩んでいたことも、本を読み終えるころには気にならなくなっていました。

・ただ、君を愛してる

著者は市川拓司さんです。恋をしてしまうと死んでしまう病気。そんな難病にかかっている静流と誠人の美しく切ない恋愛小説です。打算や下心が渦巻く世界に生きていると忘れてしまうピュアな心を思い出せました。涙なしには読めない作品だと思います。

・フライ，ダディ，フライ　　　

著者は金城一紀さんです。主人公は平凡でさえない中年サラリーマンです。唯一誇れる存在である高校生の一人娘が、ある日暴行されてしまいます。暴行犯であるボクシングの高校生チャンピオンに立ち向かうため、心身ともに鍛錬を積むひと夏の物語です。読後には、さわやかな爽快感がひろがることと思います。

　以上、読書に馴染みがないかたでも、読みやすい作品を紹介させていただきました。秋の夜長に読書をし、ストレス解消をしてみてはいかがでしょうか。